2024年パリパラリンピックの車椅子テニスで金メダルを獲得した小田凱人(おだ ときと)選手ですが、実は歩けるといいます。
歩けると言ってますが、やはり健常者とは違い杖をついた状態で短い距離なら歩けるというわけです。
この記事では、小田凱人選手がなぜ車椅子で生活することになったのかと、どのくらい歩けるのかをまとめています。
小田凱人はなぜ車いすで生活しているのか?
小田凱人選手が車いす生活を送るきっかけは、9歳のときに発症した「骨肉腫」という病気です。
骨肉腫は骨に発生する悪性腫瘍で、特に子どもや若者に多く見られる病気です。
腫瘍が左足の股関節と大腿骨に発生したため、治療の一環としてその部分を切除する手術が必要でした。
その結果、彼の左足には人工関節が装着されたことで、自分の足だけで歩くことが難しくなったのです。
車いすテニスの小田凱人は歩ける!
小田選手は長いリハビリ生活のすえ、やっと短い距離であれば杖を使って歩くことができるようになりました。
歩けると言っても自由に歩き回れるわけではなく、筋力維持のためリハビリやトレーニングは欠かさず行っているようです。
自宅にいるときは、立ったり歩いたりして意識的に足の筋肉を動かしているようです。
車椅子に乗ったほうが楽だと入っていますが、リハビリを続けることによって精神的にも強くなると言います。
自宅では卓球を立った状態でプレイするなど、生活の中で工夫を凝らしています。
車いすテニスと小田選手の活躍
小田凱人選手は車いすテニスの世界で数々の記録を打ち立てています。
2023年には全仏オープンとウィンブルドンで優勝し、史上最年少で世界ランキング1位に輝きました。
彼のプレーは、単なる技術や体力だけでなく、彼自身の強い意志と努力の結晶です。
競技では車いすを巧みに操り、ダイナミックなプレーを展開します。
そのプレースタイルは、多くのファンを惹きつけ若い選手たちの模範となっています。
病気によりサッカーを断念した彼が、再びスポーツを通じて夢を追いかけられるようになり、その姿を見せることで同じような困難を抱える人々に勇気を与えています。
まとめ
小田凱人選手は、9歳の頃にかかった病気のせいで車椅子生活を余儀なくされました。
しかし、長いリハビリとトレーニングによって短い距離なら自分の足で歩けるようになるまで回復しています。
また車椅子テニスを通して、同じような境遇の子どもたちに勇気や希望を与えています。
これからの活躍にも期待しています。